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2017/01/29
こんな恥ずかしいこと 書いていたんだ 昔の日記
片づけた褒美にゲームする と決めて 仕事する
マナーの悪さ 我慢するもマナーであるか 近所付き合い
この場 なんとかしのいでも 次の場どうする 考えてない
お決まりの 定型の挨拶に 非定型で返事したとて 些細
それをする者は それをされても文句言えまい 肉を食う
つまらんこと 言うくらいなら 黙っておれと 言う前に黙る
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2017/01/28
言ってもわからない奴をわからせるには
どうしたらいいか?
やってわからせればよかろう。
やってもわからない奴をわからせるには
どうしたらいいか?
やらせてわからせればよかろう。
やらせてもわからない奴をわからせるには
どうしたらいいか?
やっつけるしかあるまい。
やっつけてもわからない奴をわからせるには
どうしたらいいか?
わかりません。
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2017/01/27
「きれいな花にはトゲがある」と言うが
夫人のからだには本当にトゲがある。
腕、ひじ、肩、尻、ひざ、首、乳首、・・・・
いたるところ、鋭いトゲだらけ。
下着も上着も、ベッドのシーツも穴だらけ。
バラの花のように美しい人なのに。
若い夫は入院中。
愛しさのあまり、無理したらしい。
まるで「鉄の処女」なる拷問具。
なんとかしなければ。
夫人は美しい顔をゆがめて悩む。
トゲを抜くのは爪を抜くのと同じ。
深爪みたく、切っても痛い。
どうすりゃいいのかわからない。
美しくも悩ましい、バラ夫人。
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2017/01/26
地下室に 死体が百体 青い空
鋼鉄の ムカデが歩く うるさいな
裏庭に 美少女水やり 美女 熟女
砂粒に 宇宙は宿り木 世は情け
金貨隠して 尻子玉隠さず 屁の河童
鎌首もたげ チロチロ揺れるは 下心
んなこたあ どうでもええねん 百万年
腹が減ったら 戦があるさ
以下同類
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2017/01/25
きれいなだけでは なりません
かわいいだけでも なりません
賢いだけでも なれないし
素早いだけでも なれません
清く 正しく 美しくても
まだまだ まだまだ 足りません
我々は 強くあらねば なりません
強く 強く ひたすら強く
まこと 強くあらねば なりません
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2017/01/24
高校の教室、廊下側の端の後ろから二番目の席。
授業中であったか休憩時間であったか思い出せない。
手のひらの上に小銭が少しばかりのっていた。
つまらないことを思いつき、その手を握り締め
すぐ後ろの席にいる同級生に突き出す。
握った手を一瞬開いて、すぐに閉じる。
「いくら?」
彼がそれらしい金額を言う。
「はずれ」
手のひらを開いて見せる。
硬貨を入れ替え、もう一度。
「またはずれ」
今度は、彼が自分の小銭を突き出した。
開いて閉じる。
チラリと見えたがよくわからない。
適当にそれらしい金額を言う。
すると偶然、当たってしまった。
三百円前後であったか
彼はその小銭を迷うことなく僕にくれた。
「えっ? いいの?」
「当たったんだから、仕方ない」
大人だな、と思った。
実際、彼は年齢的に一年先輩であったが
精神的には十年ほど先輩な気がした。
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2017/01/23
なされる前ならともかく
すでになされてしまった事柄は
すべて なるべくしてなった
としか言いようがない。
そのようにさせない選択も
あったであろうに
もはや
そのように選択されてしまった以上
偶然にせよ 必然にせよ
その選択にも
それなりのわけがあったわけだ。
だから我々は
運命の現場において
マニュアルや設計図から目を上げ
周囲を見渡し
予兆や不安を感じたら
それがなされてしまう前に
急いでなんとかするしかあるまい。
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2017/01/22
決して誰もやりたがらないにも係らず
必ず誰かがやらねばならない仕事がある。
それをすることが不快を伴うだけでなく
損失や苦痛、生命の危険すらあったりする。
いやいやながらにせよ、代償を求めるにせよ
その仕事を引き受けてくれる人たちがいる。
もしその人たちがいなかったら、それを
他の誰かが代わりにやらねばならない。
それは私であるかもしれず、または
あなたでなければならないかもしれない。
だからその人たちに感謝しなければならない
などと、良識的に言いたいわけではない。
後ろめたいほど申しわけないのであって
感謝するだけで済む問題ではないのだから。
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2017/01/21
つらつら思うに 世の中は
はっきりしない ことばかり
ある割合で おかしな人おれば
ある割合で まともな人もいる
ある割合で 良いことが起こり
ある割合で 悪いことも起こる
あんな意見 あんな解釈あらば
こんな意見 こんな解釈もあり
何から何まで すべてにおいて
これこれである とは言い難し
決めつけぬこと 断ぜぬこと
押しつけぬこと 云々ぬん
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2017/01/20
眠気をこらえてまで起きていたいとは思わない。
それで、すぐにフトンに入って寝た。
なのに、なかなか眠れない。
退屈してまで眠るのを待ちたくはない。
自然、あれこれフトンの中で考える。
よからぬ妄想を膨らませていたら、小人が現れた。
「わたしは乳首の精、ニップルです」
これはまた、変なのが出てきたものだ。
「あなたの乳首を大きくしてさしあげましょう」
「いや。かまわんでくれ」
「あなたはさっき、大きな乳首を望まれましたよね」
「ああ。言われてみれば、たしかに」
「ですから、その願いを叶えてさしあげるのですよ」
「いや。しかし、自分のは小さいままでいい」
「では、どなたのを大きくしたいんですか?」
「いや。べつに誰のでもいいんだが」
「いい加減ですね」
「まあ、できればグラマー美少女の胸がいいかな」
「かしこまりました」
そのままニップルなる乳首の精は消えてしまった。
何も起こらない。
「おいおい」
フトンをはねのけて起き上がる。
夜でもないから世間は明るい。
部屋の中に小人の姿はない。
「まさか」
信じられない気持ちで首を振る。
ひょっとしたら、ひょっとして
大変なことをしでかしてしまったのではあるまいな。
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