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  • 難問

    2016/06/02

    論 説

    ここに輪になった数珠があります。

    それぞれの珠は、1から始まる自然数のどれか一つを意味します。

     

    3個の珠による数珠の場合、[-1-2-4-]という配置なら 

    単独または一連の珠の組み合わせにより 

    [1][2][1+2][4][1+4][2+4][1+2+4]と1~7までの数が表せます。

     

        1

     4

        2

     

    このようにつながった珠の組み合わせにより

    1から順番に最大数まで表せる数珠の配置を

    4個の場合、5個の場合、6個の場合・・・・と考えてみてください。

     

     

    ※ 詳しくはこちら

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  • 困った人

    2016/05/31

    論 説

    困った人がいる。

     

    身内にも 近所にも 職場にも 

    それこそ どこにでもいる。

     

    ルール無視 はた迷惑 

    ろくでもないことばっかりする。

     

    放っておけないほど困った人 

    ニュースになるほどの大物もいる。

     

    このような困った人たちの扱いが 

    簡単ではないから また困る。

     

    追い出そうとしても抵抗する。

     

    主張しても認められないから 

    正当防衛で殺すわけにもいかない。

     

    正直なところ 消えていただきたい。 

     

    ところが ひっそり消えてくれないから困る。

    消えるにしても わざわざ迷惑な死に方を選ぶ。

     

    まったくもって困った人。

     

    迷惑に対する正当防衛  

    ある程度 認めてくれないものかな。

     

    運用は難しいだろうが 

    迷惑の抑止力にはなると思うぞ。

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  • 忍び寄るリスク

    2016/05/26

    論 説

    暗闇を手探りで進むのは明らかに危険であるが 

    そのまま動かないでいるのはさらに危険であろう状況がある。

     

    大きな地震の直後に余震や津波が懸念されるなど 

    あまりに環境が不安定で、予想される変化が過激な場合。

     

    ギャンブルに限らず未知の不確かなことに取り組むのは 

    あるやなしやのメリットと共に、あるやもしれずのリスクを伴う。

     

    できれば何もせず、大人しく寝ていたい。

    眠ってさえいれば悩みも苦労もなく、とにかく楽だから。

     

    しかしながら、近頃の世の中の変化は滅法激しい。

    今日が大丈夫だからと明日に対する準備を怠るのは危険。 

     

    現代の成功者と呼ばれる人たちが口をそろえて言う。

    「むしろ何もしないでいるのはリスクである」と。

     

    環境の変化に対応できない状態は「ボケ」に等しく 

    せめて世の流れを読む努力くらいは日々続けたいものだ。

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  • 仕事の定義

    2016/05/16

    論 説

    金儲け、必ずしも仕事にあらず。
    あり余る資産ありながら稼ぐは趣味。

    やらねばならぬをやるが真の仕事なり。


    子ども、遊びが仕事。
    学生、学ぶが仕事。

    サラリーマン、会社勤めが仕事。
    主婦、家事が仕事。

    されど、どれも仕事の一部なり。
    やらねばならぬは多岐にわたる。

    妊婦、出産が仕事。
    親、育児と教育が仕事。

    老人、あまり迷惑かけぬが仕事。
    さらに、ほどほどで死ぬるも。


    さて、いかに。
    やらねばならぬかなるまいか。

    それを考えるも仕事なり。

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  • それ

    2016/05/10

    論 説

    それを使うとしても 

    それに使われたくはない。 

     

     

    とは思うものの 

     

    それを使う以上 

    それに使わされる 

     

    という側面は 

    どうしたってある。 

     

     

    また 

     

    もし 

    それを使うしかないなら 

     

    どうしたって

    それに使わされるしかない。 

     

     

    なので 

     

    できうるならば 

    そういう余裕のない状況に陥おちいることだけは 

     

    なんとしても 

    避けたいものだ。

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  • 人を動かす

    2016/04/10

    論 説

    人を動かすに説教は下の下なり 

    そちらへ動きたくさせるが上策 

     

    密なる間柄なればともかく 

    赤の他人ならばなおさら 

     

    捨て置かば人は快楽へと向かい 

    苦痛より遠ざからんとす 

     

    この節理に物申しても詮なし

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  • 誰かいる

    2016/04/09

    論 説

    宇宙人がいるとかいないとか話題になるが 

    論理的に考えて、いるのが自然だと思う。

     

     

    少なくとも、天の川銀河には地球があり、地球人がいる。

    この天の川銀河に相当する銀河は宇宙に無数にある。

     

    「観測可能な宇宙には少なくとも1700億個の銀河がある」

    と天文学者は言う。

     

    天の川銀河が銀河として特殊でないように 

    地球のような惑星が存在する銀河が特殊であるとは考えにくい。

     

    「それぞれの銀河には地球のような惑星が少なくとも1個はあろう」

    そう考えるのが自然である。

     

    そして、それぞれの銀河のそれぞれ地球に相当する惑星には 

    それぞれ地球人に相当する知的生命体 

    いわゆる宇宙人が生息しているであろう、と。

     

     

    ただし、その宇宙人たちは地球まで来れないと思う。

     

    「地球人がそちらへ行けないように、宇宙人もこちらへ来れない」

    そう考えるのが、やはり自然である。

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  • 言わぬが花

    2016/04/07

    論 説

    「言うも花、言わぬも花。

     同じ花なら、言うてまえ」

     

    というわけで 

    皆さん勝手に喋ったり書いたりするわけです。

     

    でも 

    「雄弁は銀。沈黙は金」とか申します。

     

    「いくらなんでも、そんなことまでおっしゃらなくても」

    などと注意したくなります。

     

    たとえ独り言だとしても 

    どうしたって近くにいれば聞いてしまいます。

     

    聞かなければ立派な考えがまとまったはずなのに 

    ろくでもない新たな考えに囚われたりします。

     

    まるで世界は 

    じっくり考えることをさせないためのノイズのようです。

     

    さて 

    いったいなにが言いたいのかと申しますと 

     

    つまり 

    「余計なことは言わぬが花」

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  • 寒くなると

    2016/03/09

    論 説

    世の中にはちょうど良い厚さの毛布が滅多にない。

     

    たいていは薄すぎるか、または厚すぎる。

    そして柔軟性なくて隙間ができる。

     

    冬用の掛け布団カバーに布団を入れず 

    そのまま掛けると、なかなか快適。

     

    これの端にフェルト生地を安全ピンで留め 

    首と肩を覆えるよう加工した。

     

     

    冬になり、寒くなると 

    僕は腹巻を首に巻く。

     

    ネックウォーマーは硬いのだ。

     

     

    若くなくなってから 

    下着は一年中ノーパンももひき。

     

    冬になると、綿100%から化繊混じりになる。 

    これは二枚重ねにするためだ。

     

     

    ガスや電気や石油を使う暖房はやめた。

     

    厚着して、指なし手袋して、寝袋はけば 

    頭すっきり、下半身も寒くない。

     

    ライフライン切断時の非常用としても 

    寝袋は買っておいて損はない。

     

     

    真冬になると、僕は寝袋に入り 

    あの布団カバー、さらに毛布を掛けて寝る。

     

    寝袋を二重にする場合もある。

    (僕は4枚持っている)

     

    羽毛布団はあるが、胸は汗ばみ、脚は冷え 

    どうにもこうにも使えない。

     

     

    包むように受け止める低反発性マットレスも 

    敷布団の下、冬の快眠におすすめだ。

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  • 所有のゆくえ

    2016/03/02

    論 説

    「あの女は俺のものだ」と男が言う時 

    彼は実体のないルールや関係を主張しているものと思われる。

     

    その主張が周囲に受け入れられるなら問題ないが 

    受け入れられない場合、実体がないので所有するのは難しい。

     

    そのため、説得なら口数、実力行使なら武力に訴えるなど 

    実体のなさを実体のあるもので補おうとする。

     

    野生における弱肉強食がまさにそれ。

     

    強いから自分の好きにできる。

    ゆえに獲って喰っても構わない。

     

    しかし、これを野放しにしておいては 

    争いや派生する問題が絶えない。

     

    「とりあえずナワバリを主張して棲み分けましょうよ」

    というのが自然な流れ。

     

    この「ナワバリ」が「所有権」のひとつの起源ではなかろうか。

     

     

    どうやらナワバリにも実体はない。

    おそらく意識の産物に過ぎない。

     

    しかし便宜上、ナワバリ同士が重なってはいけない。

     

    「ナワバリを無闇に拡げなければならない状況は避け

     ナワバリ内を整備し、改善し続け、安定させましょうよ」

     

    そんなところが妥協点であろう。

     

     

    内部調整せぬまま実体のない所有権を外部に主張するのは

    どうも自然のマナーに反するような気がしてならない。

     

    グローバル化も然り。

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