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2010/03/18
友の参加するグループ展、
横浜は中華街ギャラリーart Truthにて昨日より開催の「和展」をみにゆく。
現役大学仲間の展示なので全体的に若々しい。
奴の2枚の絵のモチーフは金魚であった。きんぎょ。
奴らしいモチーフで、少し懐かしくなりつつほっとする。
友人が活動しているのを見聞きするのは嬉しい事である。
15の頃、トンボの油絵に取り組む僕を、はは僕はそんなものはあまり好きじゃないよとかぬかしていたあの者が、今や、俺は画家になる美術以外はしたくない大学では版画が全く理解されていませんねなどと大口をたたく。
俺なんか僕なんかその度にひそやかにぎらぎらしてしまう。
僕の美術への態度を笑ったものが、あたかも俺なんか太古より美術に夢中なんだよみたいに語る。
やや、笑止である。
であるが、それもよかろう。
同世代でモノを作る人間とつながりがあることは素敵なことなのであるし、ギラギラしちゃう相手は貴重なのだから。
なんて、駄推する。
和展
2010/02/12
ずいぶんと久しぶりの東京都現代美術館にて、
企画展『レベッカ・ホルン展—静かな叛乱 鴉と鯨の対話』
立体作品だろうか、否インスタであるとあなたには言いたい —あなたって誰だろう
今年初の現代美術の観覧とあってもはや、あぁもはや。
頭のネジというものがもし存在するのならば確実に4〜5本は館内に落としてきただろう。違いない。
全体的に大変に美しい、ことばのすべてにヤマイダレをつけたくなるような、もう個人的には大いに大いに楽しんだ。
会期が残り二日しかないのであるが、現代美術と純文学に興味を持つ紳士淑女方々におかれては是非に行かれよとすすめたい、週末だし。
できるなら、時間をたっぷりと持って。作品の前に立ちすくんで老いぼれピアノの不協和音のため息にじっと耳を澄ますのがよいであろう。
どうしてか私は、この展示会場を思うと宮沢賢治が思い出されてならない。永訣の朝や貝の火を読みたい。
余談であるが常設展にエルネスト・ネトがあった。以前、新宿オペラシティギャラリーでのジム・ランビー等とのインスタレーションづくしの企画展『MELTING POINT』ですっかり心奪われたインスタ作家、現代美術家。うれしかったなぁ、階段の踊り場で小躍りしそうだったなぁ、思い出してもスキップしそう、ネ〜トッ♪ネ〜トッ♪
いや違うレベッカホルンの『静かな叛乱 鴉と鯨の対話』について話していたのだ。早急に頭のネジを回収、補修しなくてはならない。
ネ〜トッ♪ネ〜トッ♪
東京都現代美術館
MELTING POINT
2009/11/06
お気に入りの、埼玉県立近代美術館で開催中の「ロシアの夢 1917-1937」
革命とアヴァンギャルド。未来派。
紅葉も始まりお散歩も兼ねて行ってきた。
いつものことながら、派手にすいてる。。館内でなかなか人にあわない。
でも中身は面白かった。
かの時代のロシアの、そんな感じのデザイン。
奇抜な舞台衣装、まるさんかくしかくがおりなす心象風景、ものすごく使いにくそうな豆腐切り崩したみたいな茶器、椅子が引けないチェステーブル、社会主義の映画ポスターや雑誌の表紙などなど。本当にあのティーポットだけは使いたくない…あと駒の見分けが恐ろしく難儀なチェスとか。。
パターンとしては、赤、白、黒、そして人の群像。
かくかく四角、シンメトリー、or突き抜ける斜め線。
当時の町の写真もいくつか。
ドストエフスキーの本の登場人物たちもこのような街中を歩いたのだろうか。
ラスコーリニコフはコートの中に血塗れの斧を隠し、ムイシュキン侯爵は公園のベンチで放心して、、セピアの街を見ているとありありと目に浮かぶ。
余談だけれど、埼玉県立近代美術館に行って企画展を見るならわずかに上乗せして常設展も観るといい。企画展がどうあれ、期待以上でもそれ以下でもあるいは刺激が強すぎて頭がとんでも、最終的に落ち着かせてくれる保険のようなものだ。
さらには、ホール内にある展示物もぐるりと見渡すといい。
今なら、常設で怒涛のアメリカンチェリーに、ホールでゾウさんたちとヴィール神に会える。なんだかよくわからないけれど、だがそこがいい。
本当に本当にお気に入りの埼玉県立近代美術館。
2009/08/08
東京国立近代美術館の、この夏の企画展子の夏の企画展、ゴーギャン。
ポール・ゴーギャン、後期印象派の画家、クロワソニスムの代表格、ファン・ゴッホの友…
何年か前に同美術館で行われたゴッホ展はものすごい人で、美術館前の道に行列ができてて90分待ちとか120分待ちとかで、とにかく大盛況であった。
のに比べて、ゴーギャンは混んではいるものの美術館前から並ぶようなこともなく館内が山手線状態であることもなかった。知名度の差?いやたぶん日本人はゴッホびいきなのでしょう。
しかし。だがしかし。
ゴーギャン彼の絵は多くの書物などで見てきたものとはまるで違った。
色が、作品の存在感が。
彼はよく野性的と言われまた生前は自身もそのように称していたようだが、その色のなんとやさしいこと。
言葉にならないよくわからない思いに胸が詰まって右脳も詰まって
作品の前で泣くことしかできなかった。
是非に、行かれたし。
あの色は決して生でしか見られない。
2009/07/21
数日前
ボローニャ国際絵本原画展2009を、幼少期より通いなれた某区立美術館へ。
すばらしかった。わくわくしちゃった。
まだ夏休み前だから子供連れで込んでなかったし、早い時間だったからそれでもすいてたし、招待作家の絵は暗くて絵本原画展には合わないっちゃあ合わない感じもしたけど、日本勢も健闘していて・・・これはもう書くしかないのだよう、というような元気をもらって帰った。どうしよう、会期中にあと二回くらい行きたい。そうなるだ様なと思ったからアニュアル買っといたのに。。
絵本の中の絵が大きくなって、絵本に囲まれて自分が絵本の中の世界に入り込んでしまうようなあの錯覚に病みつきになるのかしら。
絶賛。今年はなかなか粒ぞろい。
後、多摩美術大学教授の講義も受けたことだしゴーギャン展に挑む!ポンタヴェン!
2008/12/11
国立新美術館と東京ミッドタウン内のサントリー美術館の合同開催であるピカソ展を観に。明後日14日が最終日、本当はもっと早く行きたかった。二館共通チケットを前売りで買っていたのにこんなにぎりぎりになってから行くことになってしまった。
乃木坂駅から直で新美へ。いつ来ても居心地が良い。
趣味ではなく勉強のための緩衝なので音声ガイドを500円支払ってつける。
ドラ・マール、マリー・テレーズ、ジャクリーヌ… ピカソの女癖の悪さにはいささか閉口するが彼が成した偉業には変わりはない。でもやだな。
山羊のブロンズ像があり興奮。すてき。
ピカソ展は、ほんの小さい頃に一度だけ行ったことがある、ゲルニカがとてつもなくおおきかった。その時の記憶と、美術史的な価値と、あとは卒業した学校で最初のクラスの名前がPicassoClassだったからやっぱりきになるピカソピカソ。
せっかくの音声ガイドなのに館内でペンが使えづ出てからメモを取って、六本木へ。
サントリー美術館。初めていった。薄暗い照明に、すべての絵画がガラス張りの中にあり美術館というよりは博物館の企画展に近い雰囲気。こちらでも音声ガイドをつける。広さは中くらい? 原宿ラフォーレミュージアムくらい。なので収容人数も少なく、新美ほど混んではいない。終了間近なので激烈な込みを予想していたけれど助かった。
キュビズムは20世紀の絵画が大きく変わった瞬間。
ピカソ展を1日に2つ回るのはかなりハードだけれど、あれは両方見ないとな。
2008/12/05
小さな喫茶ギャラリーで今日から始まったクラフト展に仲良しが出してる写真を見に。石鹸細工革細工フェルトなど手工芸度満点。つられやすいので久しぶりにものすごく手芸がやりたくなった。そんなことよりおうち展の絵描かなきゃなんだけど。。