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2011/02/13
お絵描き研究第2回目は、「かわいさ」について。
キャラクターを見た時、なにをもって人は「かわいい」と感じるのだろう?
今回は、人がかわいいと感じられる条件をメモしておこう。
【かわいさを感じるキャラクターの条件】
・顔の中心よりも下側に目がきている
・目(特に黒目)が大きめ
・全体的に直線よりも曲線を多く使用している
・手足がシュっとしておらず、短め
・色使いは明度の低いものを控える(一部なら問題ない)
・色使いはどちらかというと暖色系
・イメージは、「固い」よりも「やわらかい」
・細かい部分をリアルに描かない(デフォルメ)
・子供が好むキャラは、丸顔が多い(アンパンマン、ドラえもんなど)
そもそも「かわいい」と感じるかどうかは、そのキャラを見る側の感性によるが、ヒントになるのは動物(人間も含む)の赤ちゃんだ。赤ちゃんは大きくなるまできちんと育ててもらえるよう、親が「かわいい」と感じるようにつくられているらしい。
まあ、上記の条件が当てはまらなくても「かわいい」と感じるキャラクターはたくさんいるし、逆にすべて満たしているのに「かわいい」と感じない場合もある。最終的にはデザインする人の、バランスを整えるセンスになってくるのだろうか。
最近は「キモかわいい」などの新しい感性を感じさせる言葉も出てきたし、他にも、アイドルがなぜ可愛く感じるか、なども個人的に気になっている。
まだまだ研究の余地はある。
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2011/02/10
僕が作品作りの際に注意していることや考えていることをいつでも振り返ることができるよう、随時メモしておこうと思います。
というわけで、第1回目は「遠近感」について。
近いモノはより近く、遠いモノはより遠く見せる技法です。
これはデッサンだけでなく、様々な作品に応用することができます。
イラストを描く際にはあえてこれを無視する場合もありますが、
やはり「遠近感」を意識した作品の方が、空間に説得力ができて、完成度が高く感じられます。
【遠近感を出すには】
・手前のモノを奥のモノよりも大きく描く。
・手前の色ほど彩度を高く、明度を低く描く。※1
・手前ほど、明度のコントラストを強くする。※2
・手前のモノほど、ピントをしっかり合わせる。(はっきりくっきり)
・手前の影ほど濃く描く。
・手前のモノは、奥のモノよりも上の面が広い。
・手前の模様ほど丁寧に精密に描く。
・あえて手前のモノに奥のモノを重ねることで、手前のモノが手前にあると
はっきりわかるようにする。
(重ねる部分を広くとりすぎると、形態感を損なうので注意)※3
※1 彩度は色の鮮やかさのこと。明度は色の明るさのこと。
※2 コントラストとは、明るい所と暗い所の差のこと。
※3 形態感とは、そのモノの形っぽく見えるかどうかのこと。
手前にモノを重ねすぎることでそのモノの形がわかりにくくなった際、
「形態感がくずれて、何かわからんな〜」などと言う。
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