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2008/06/03
平太の下らない野望
平太は今日ある程度年齢が高くなると定期検診の必須科目である胃のレントゲン検査のバリウムを飲む事になった。
『あ〜俺もとうとうジジイ検診の仲間入りかよ!』
なんて心でつぶやきながら、微妙に甘い白くどろっとした液体を飲み・・・そして終わった。
平太は帰り際、液体排出のため、ピンクの小粒を2錠もらい、そしてそれを体内に取り入れた。しばらくしてもようしてきて、トイレに走り、そして、とってもホワイティーな物体を排出した。その時、平太は思った。
【バリウムが白い物体だと、他だったらどうなるんだろう?コーンとか食べたらつぶつぶなんかになるし・・・】
そう思い立つと、平太は食紅を大量に購入して食べてみた。もし、赤いブツが想像通りに出てくると、次は他の色で試して、レインボー物体にでも挑戦しようか・・・・そう考えると平太の野望は膨れ上がるのだった・・・
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2008/05/30
左眼の妖怪
また、左眼に棲む妖怪が人間の生態エネルギーを欲しがっている・・・大輔の脳にその感覚が伝わった。左眼の妖怪を大輔は一つの契約によって成り立っている。それは昔、大輔が事故に遭った時、その場所の地縛霊としていた妖怪が、大輔が事故ではねられその場所に叩きつけられた為妖怪がその拍子に大輔の体内にとりついた・・・というものだった。本当の運命の予定では、大輔は左眼を失う事になっていたのだが、大輔の運命を哀れんだ妖怪が大輔の左眼の代わりになったというものだった。
しかし、長い年月恨みと憎しみでしか生きてこなかった妖怪と大輔では、共有するには波長が違いすぎる為、時々妖怪には人間の生態エネルギーを奪う必要があったのだ。しかし、大輔としてもそれを拒めば即左眼が失明してしまう為、ある程度はしかたないだろう・・・という気持ちでその事を許していたのだった。
ただ、この妖怪は元々家柄のある武士で、罠にはめられて切腹した為、その憎しみからこういう妖怪になったのだが、元々は精錬な人間だったらしく、一つのポリシーを持っていた。それは、
・決して純粋な人間からは生態エネルギーを奪わない
・もしも、陥れられて行き場を失っている人間には逆に奪ったエネルギーの一部を分け与える。
・エネルギーを奪い取った人間でも、その後公正したら、それに応じて一部は返還する・・・
というものだった。
そして、今度の妖怪のターゲットは、正太郎であった。正太郎は、自分が能力ある人間と思い込み、それだけならいいのだが、周りの自分のモノサシに合わない人間が全て馬鹿な存在だと決め付け、自分中心で生きている様な存在だった為、妖怪にとってはうってつけの存在である事は確かであった。
大輔は、瞳を閉じて深く深呼吸を始め、正太郎を左眼で凝視した。その様子は誰にも悟られてはいけない。それを悟られると、その周りの人間も巻き込んでエネルギーを奪ってしまうためだ。そして、大輔は深く息を吸い込むと、強く目を閉じた。これは、奪った魂の一部が大輔の目から逃げない様にする為の儀式である。
妖怪が奪うエネルギーは、その人の運命の上の領域である。上の領域とは、その人が上昇していくであろう運命の部分であるという。ちなみに下の領域のエネルギーを奪っても、その部分はまずいし、下の領域を奪うという事は、そんな人間が成功するしかなくなる運命になるという事になるというので、そんな人間を成功させても、後々周りの人間に迷惑をかけるだけなので、そうするのだそうである。・・・と、いう事はその人間には今のままでは100パーセント成功はありえないし、今のレベルも奪う為、その人間は下の階段しか歩けなくなる・・・という事である。
妖怪の言い分としては、それでも1パーセントの”希望”だけは奪わないでおくそうだ。それは、人間は絶望を知った時、今までの行いを反省し、人に役に立つ存在になる事もあるそうなので、そこまで奪ったら、奪われた人間は死ぬしかなくなってしまう為、そうしているそうだ。まあ、500年も地縛霊として存在し、様々な出来事を見てきた妖怪の言う事だから、そんなものなのだろうと、大輔も妙に納得していた部分はあった。
何か話が説明に費やされたが、その後の正太郎の運命はどうなったかって?正太郎はその後もわがままな存在が変わる事なく他人に迷惑をかけ続け、妖怪の予告通り正太郎は100日後に自殺した。原因は、騙そうとしていた相手に逆に騙され、多額の借金を背負う事になり、行き場を失っての行動だったらしい。ちなみに自殺の種別は焼身自殺である。そして、本来正太郎が歩むかも知れなかった運命の一部は大輔の左眼の亜空間の中に存在する。大輔も奪うべき魂の汚れた人間がもうその場にいなくなった為、妖怪と話し合って職場を変える予定にしている。次の生態エネルギーを奪うべきターゲットを探すために・・・
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2008/05/29
お面エッチ
ゴキブリにイヤンと言った娘も子を産んだら右足で踏みつけやがる
ときめきの瞬間はビビビのバババ別れる時もおんなじ感じ
やっても減らないわよと言った女にやったら色付くと言い返す
アラビア風快感はマヨネーズをぬってアナルらしいナ訳ないか
寒い川で泳ぐとナニが縮んで毛の生えたコドモ状態になる
メドゥーサよりも恐ろしいブスの眼見ビームが右からやってくる
『あげまん』と言われてもその顔を見てたらどう考えてもさげまん?
顔はいまいちスタイル抜群だからお面エッチとかをしてみた
興奮して外そうとしても『お面・お面』と言って右手で押さえた
妄想だけならすっげーケダモノけど実際は草食動物
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2008/05/28
由布子の朝
もう社内からはお局様と囁かれる年齢になった由布子、最近の由布子には一つのささやかな楽しみがあった。それまでは、態度Lな由布子だったが、ある瞬間から天使の様な由布子に変わった。それは、最近転勤してきた裕太の存在だ。裕太は由布子よりも7歳若く、体育会系のさわやか系で最初の歓迎会での話ではまだ彼女もいない・・・という事だった。
それまでの由布子は、
「お茶汲みなんて雇用均等法に反する女性蔑視よ!」
なんて叫んでいたのだが、裕太が来てからは、自ら望んで朝のお茶汲みをする様になった。しかも、給湯室を閉め切って・・・その給湯室の秘密は後で記述するとして、皆の好みの飲み物を取り揃えた由布子は、役職の順列に従って、完璧に飲み物を配って、立場的に現在一番順列が低い裕太には最後に飲み物を置く事になる。内心は裕太に最初に置きたいのだが、そんなわざとらしい事をしては、礼儀正しい裕太の気を引く事は出来そうもないので、立場をわきまえた女を演じている訳である。
部長から、
「由布子さん変わったね〜」
なんてからかわれて、内心むかついても
「男は男らしく、女は女らしくかな〜最近私もそんな事がわかる年齢になったし」
・・・と、しおらしい女を演じ、最後にコーヒーを置く裕太には、
「いつも最後になって少し冷めててゴメンネ」
・・・と、気を遣って裕太の席にコーヒーを置く。
「そんな事ないっすよ。そうやって由布子さんが気遣ってくれるだけで僕はいいっす」
・・・と、由布子のそんな偽りの優しさに何か安心感を覚える裕太がそこにあった。
しかし、裕太は知らない。給湯室を閉め切って由布子が行っている儀式を・・・由布子の儀式とは、飲み物を入れる際に、裕太に入れるコーヒーカップをまず取り出し、胸の谷間にそのカップを入れ、少しでも由布子のぬくもり?をカップに与える。そして、最後に裕太のコーヒーを入れる為に、胸の谷間からカップを取り出し、唾液をたくさん含ませて、裕太のカップを一周舐め回しからコーヒーを入れているのだ。由布子はカップを舐めながら、「裕太・・・好き!好き!アイシテル!」と呪文の様に小さい声でそうささやいている。
結局裕太は由布子のぬくもりと、生霊のとりついた様な由布子の呪文と唾液のミックスしたコーヒーを毎日飲んでいる事になる。
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2008/05/27
きつねとたぬき いまむかし
きつねとたぬき いまむかし
むかしのきつねは ひっそりと
峠の小屋に 棲みました
そして夜な夜な 峠道
通る旅人 誘っては
財布をかすめ 盗りました
時には二枚目 源さんに
サービスしたり してたとさ
昔のたぬきは 山奥の
地蔵の裏に 隠れては
夜な夜な通る むすめごを
てごめにしたり してたとさ
時には子宝 恵まれぬ
夫婦に子宝 授けたとさ
今のきつねは 暗闇の
都会の中に 棲んでます
恐いニーチャン 隠し持ち
男を誘惑 しています
はたまた魅力 売り物に
アッシーメッシー ミツグくん
便利なペット 飼ってます
時にはニヒルな ダンディーに
嘘のゴロニャン してたのさ
今のたぬきも 暗闇の
中に好んで 棲んでます
お水ね〜ちゃん お見送り
あとはパチンコ やってます
中には知的に 進化して
母性本能 くすぐって
結婚詐欺を しています
時には精子 貯金して
子孫繁栄 してたのさ
時代の変化に 従って
きつねとたぬきも 進化する
けれどやっぱり こいつらは
まっくら闇が 好きらしい
心の闇が 好きらしい
そしてお金が 好きらしい
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2008/05/26
貧乳のほほえみ
雨の日のPM8:30中央線の電車の中は混雑していた。そして、その電車の3両目に自分のスタイルにいかにも自信がある・・・といった女が真っ赤な体のラインを強調した服を着て乗っていた。その女は周りの男にチラチラと見られているという視線のシャワーを感じながら、周りの女達に勝ち誇ったかの様な振る舞いをしていた。
そしてしばらくその女の近辺は、その女の挑発的な色気とその色気に反応するしもべ(男)達のエロ的視線ビーム、その女に反感を持つ以外の女達の怨念にも似たオーラに包まれた異様な空間になっていた。
その後、何故か電車が何かのトラブルに遭ったのか一瞬急ブレーキをかけた。すると、周りの人間がそのブレーキに体のバランスが崩され、ドミノ倒しの様に倒れていった。しかし、人間とは本能で求めたい人間の所へ行こうとするのか、男達のドミノの先は全てその赤い女の方に向かっていた。
そして、不可抗力に乗じて倒れかかった男達から逃れて立ち上がった赤い女は、雨で汚れた電車の床の泥で自慢の服が半分泥だらけになって、その女は暗い顔になっていった。すると、周りにいた男のドミノから敬遠されたさえない女、貧乳の女達が勝利宣言にも似たような微笑みをうかべ赤い女に向かって一斉に見下した様な視線を投げかけた。
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2008/05/23
吾輩は三毛猫である
吾輩は三毛猫である。吾輩の本当の名前はない。強いて言うなら吾輩は七つの名前を持っている。吾輩の名前を呼ぶ者達は全て吾輩が我が家の飼い猫だと勘違いしている。しかし、吾輩にはそれで丁度良いと感じている。何故なら吾輩の気分次第で主を選べるからだ。
それでは、吾輩の勘違い主達でも紹介しとこう。まず一軒目、ここでの名前はフランソワである。洋猫じゃあるまいし三毛猫にフランソワはないぜ!って感じなのだが、伊集院さん宅はとにかく金満家庭である。庭も広いし、遊び場も多い。おまけに吾輩のトイレまで24畳の部屋の中に用意してくれている。行儀よく『ミャオ』と鳴いてあげれば、沙樹奥様は最上級のごちそうを用意してくれる。
しかし、この家の奥様とお嬢様は金満家庭にありがちな過剰な可愛がり方をしやがる。元々吾輩は自由人であるため、この過剰攻撃が鬱陶しい事この上ないという感じである。ただ、この家のごちそうは最高である。その為、適度に甘えて様子を見て脱出するのである。それにこの家のごちそうばかりにすがっては今流行のメタボになるかもしれない。吾輩は伊集院のだんなさんの樣な体型になる気などはさらさらない。
次の主もどきを紹介しよう。吾輩はみーこである。みーこの主は年金暮らしの一人暮らしのおばあさんである。このおばあさんは、今の老人いじめの行政改革の渦中の人である。この間も風邪を引いていたが、少ない年金では値の上がった病院代が払えないと我慢していた。おまけに、ばばぁの世話は見たくないとかほざいて育てられて恩があるはずの子供達からも粗大ごみ扱いされて、おばあさんの住むアパート代も、か細い年金から支払われている。それにおばあさんが唯一楽しみにしているテレビも、間もなく地デジでアナログ時代が終了するため、その楽しみも断たれてしまうかもしれない。当然おばあさんにはそういう最先端の知識は分かる筈もないし、もしそうなった時、どうなるんだろう?・・・本当に困った世の中になったもんだ。
だから吾輩はおばあさんの気が弱った時、おばあさんの布団の上で寝てあげたり、ひなたぼっこの茶飲み友達の如くおばあさんが縁側にいる時はとなりでくつろぐ事にしている。
ちなみに吾輩はおばあさんからは一切えさをもらっていない。おばあさんは、吾輩にえさを与えようとするのだが、苦しい生活の人の世話になるのは、吾輩としては非常に心苦しい。だからおばあさんが吾輩の食事の心配をしそうになると吾輩はそれを察してさりげなく他に徘徊する事にしている。最近はおばあさんもそれを心得たのかそういう心配をしなくなり、
『みーこはいい子だから他でお世話になってるんだろうね。けど、私の事は時々思い出しでおくれね。』
なんて言われる。そう言われると吾輩は、このおばあさんの薄情な息子共と違ってほおっておけないから、時々様子を見に来る樣にしている。もっとも吾輩の出来る事はおばあさんのそばにいる位しか出来ないのだが。
次の吾輩はみけである。そのまんまやんけ!・・・と突っ込みたくなるのだが、ここでは吾輩の兄弟が住んでいるので、時々兄弟と共に時間を過ごす事にしている。ちなみに兄弟の名前はコロである。何故コロかと言うと、吾輩の兄弟と思えない位のでぶねこになっているためだ。コロはとにかく食い意地が張っていて、とにかく良く食べる。だから吾輩の食事の分も、コロに譲っている。飼い主もどきは吾輩とコロの体型を見比べて訝しがるのだが、飼い主の佐々木さんもあまりそこには関心がなく、単にコロが吾輩より食べている位にしか思っていない。ついでに暴露すれば、佐々木さん宅で出てくるメシはとにかくまずい。コロはいつもこんなもん大量に食えたもんだ!なんて感心するのだが、涼しい顔をして全て食べてもらっている。コロは吾輩に対して感謝している樣だが、吾輩はこんなもん食べなくでも問題ない。だって伊集院の沙樹奥様とかいるしぃ〜。
次二軒はタマとミーである。本当にありきたりな名前つけやがって!と思うのだが、名付け親である山田さんも佐藤さんもそのまんまありきたりな家庭なので、詳細は割愛しておこう。そういえば、この二軒の苗字もやっぱりありきたりかな。ちなみに片方がミーなら、もう片方がケイとかならピンクレディーにでもなるのだが・・・そんな事はどうでもいいけど・・・ま、そんなとこだ。
今度の吾輩はそらである。そらの名付け親は車椅子のお嬢さんである。お嬢さんは自由気ままな吾輩を見て空に例えてそう付けたのだと思う。それ以外は、特に吾輩にとって気に留めるものは何もないのだが、吾輩がいると、お嬢さんがよく笑う樣になるので、時々お嬢さんの様子を見に伺う樣にしている。
最後の吾輩の名前はよしこである。よしこの主は腕のいい寿司職人の源五郎である。源五郎と名前だけを聞けばそれなりに年配者の樣に感じるのだが、まだ30代半ばのいかにも職人らしい男らしい奴という感じの青年である。そういう事もあって、吾輩は密かに源五郎の事をアニキと呼んでいる。
アニキは仕事中は明るく人当たりもよく、手際もよく、なるほど若くして独立して店を持てたもんだ・・・なんて感心するほど申し分のない、いい奴なのだが、仕事が終わると仕事中の男らしいぜアニキ!・・・の顔ではなく以外と女々しい。何故吾輩の名前がよしこかって?それはアニキの死んだ奥さんの名前が吾輩の名前になっているからである。たまたまアニキの奥さんの月命日に、今にも死にそうな顔をして遺影を眺めているのがなんだか不憫で、その時に『にゃー』と、アニキの寂しさを埋め合わせてあげようかとじゃれついたのがきっかけで、そのまま吾輩はよしこになってしまった訳だ。
大恋愛の末に結婚したアニキの奥さんは、アニキが独立してすぐになくなったらしい。子供もいないので、時々翌日の仕込みが終わって過去に浸りたい時は、酒を飲んで泣きやがる。おまけにどっぷり浸っている時は、吾輩を抱きしめて『よしこー』と叫びやがる。
気持ちは分かるんだが酒くさいぜアニキ!ただ、吾輩にとっては、アニキの晩酌につきあうと、極上のネタを吾輩に与えてくれる為、これがいちばんの目当てかもしれないが。
ところで、これから吾輩はどうするかって?今晩はおばあさんが風邪の治りかけで心細そうにしてたのが気にかかるので、おばあさんのお宅にでもお邪魔しようかと思っている。
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2008/05/22
大型のテディベア
実はこの間君の誕生日にプレゼントした大型のテディベアの中には、小型の特殊マイクが仕掛けてあるんだ。これから僕は、無線のコードを伸ばし、ミリ波のバンドにボリュームを設定して、君の素顔の声を聞く事にするよ。
何故そんな事をするかって?それはね・・・君はいつだって僕の前では演技しかしていないだろう?だから僕は演技じゃない本音の君の声を聞く事にしたんだ。君が悪いんだよ。いつもどこかで嘘をついてる君が悪いんだよ。
君がテディベアが好きだって事は既にリサーチの結果分かっているんだ。だから君はこの大型のテディベアを君の大事なスペースに置くはずさ。きっと置くはずさ。
そして僕は君の本音を密かに聞く事にするよ。ヒヒヒ・・・楽しみだよ。それから決める事にするよ。君が僕にとってこれから先も大切な存在に値する人間かという事を・・・
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2008/05/21
ウイークエンドパンパン
君のピンヒールを見つめていたらああぁ踏まれてみたいなんてウソ
かわいいコだったのにさりげなく鼻くそほじるの見て幻滅した
多い日の安心吸収力抜群の皮膚になってくる年齢
男優並みに陰毛処理したらゴージャス局部になるのだろうか
うまい棒はここにあるでよって股間に指さしたらしばかれた
ノーマルじゃ飽きるから『いやーやめてーはめてー』ほのぼのレイプなんてね
パフパフクラクションみたいにちちを揉んだらアフンという音が出た
レマン湖に哀愁があるのは”レ”を除けるとヒワイ語になるからかも
そ〜いえば隣のウイークエンドパンパンが聞こえない別れたな
風俗店で火事・死亡とかあるけどこんなとこで死にたくないや
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2008/05/20
マリアの子供達
「母さん、前々から疑問に思っていた事を聞いてもいいかなぁ」
浩平は重い口を開いてそう切り出した。
「そんな深刻な顔してなあに?」
美智江は丸い目をしてそう反応した。
「俺達兄弟って、3人共どう見ても他人みたいな感じじゃん!俺達の本当のオヤジって何なんだよ。」
「あなたたちは母さんが神様にお願いして授かった選ばれし子供なのよ」
「そんな訳ないだろ!じゃあどうして俺は青い目で、陽平はど〜みても黒人のハーフっぽくて、絵里奈はブロンドの髪なんだよ!ど〜みても、どれもこれもオヤジが違うとしか思えないじゃんか!」
すると、美智江は急に鋭い目になって、浩平を睨みこう切り出した。
「じゃあ真実を聞く勇気がある?」
浩平は、深く深呼吸をした後、
「ああ・・・」
・ ・・と、低い声で答えた。すると、美智江はゆっくりした口調でそう話し始めた。
「あなた達は本当に選ばれた子供よ・・・だって私はどんな男性にも許した事がない女だもの・・・」
そう言うと、タンスの奥にある小型金庫の中からある物を取り出して浩平に見せた。
「これ・・・何だか分かる?」
「宝くじ・・・だよね」
「そうよ。私が神様にお願いして当った1等の宝くじの残りよ・・・そして、これがあなたのお父さんよ・・・」
そう言って、一枚の紙を浩平に差し出した。浩平は、それを見て一瞬頭が白紙になってしまった。それは一枚の契約書で、父親の名はアルバート・クルーズ。そしてそれは精子バンクの契約書だった。
「あなたのお父さんは世界的に有名な学者さんよ。そして、陽平のパパはサッカーのスター選手。そして絵里奈は俳優よ。現にあなたは、東大の医学部に進学し、陽平はJリーグの契約も決まり、絵里奈は子役として、私達のこれまでの生活を支えてくれた。私は誰とも結ばれないままあなた達を生んだの。私は選ばれた子供を産んだ現代のマリアなのよ。」
そう美智江は言うと、浩平ににっこりと微笑んだ。
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