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2016/01/17
(*この記事は、ロフトワークブログの終了に伴う個人的なバックアップ保存用です。過去記事の再掲載になりますこと、ご容赦ください)
今年は特に遅ればせながらで大変恐縮なのですが、あけましておめでとうございます。(写真の猿は上野動物園で撮影したもの。天気が良かった!)
ここ3年ばかりは本当に目の回るような忙しさでしたが、昨年に父と祖母の三回忌を終え、自身の結婚式も無事に挙げることができ、今年は久しぶりにのんびりとした穏やかな正月を迎えることができました。
…ではなぜ新年の挨拶投稿ができなかったかというと、実はメインで使っていたPCが(正確に言うとハードディスクが)突然壊れてしまい、修復不能な状態になってしまったから(;_;)
年明けで仕事先に提出しなければならないデザインデータもあったため、制作環境も含めて早急に復旧を図らなければならなくなってしまいました。
私は普段、メインの制作環境として2台の新旧PCをLANでつなげ、InputDirectorを使ってキーボードとマウス1組で操作を行っていました。
これは、古い方のPCがダメになっても新しい方のPCが動いてくれていれば仕事に支障が無いという安易な考えから行っていたものですが…これが甘かった(T_T)。
…まさか新しい方のPCが先に壊れるとは。
新しいPCの方に古いPCの制作環境バックアップがあったため、この辺がかなりの痛手となりました。
今まで作ってきたデータについては外部ハードディスクやクラウドにあるのでこの辺は問題ないのですが、制作に関係するシステムやソフトウェアの設定、自作のカスタムブラシやアクションスクリプトなど、多くの仕事を並列にこなすための環境が一気に飛んでしまったのが本当に残念でした。また1から作りなおさなければならないとは…(苦笑)。
ちなみに、先述した通り壊れたのはマザーボードじゃなくてハードディスクなのでパーツ交換すれば良い話なのですが、OSが入っていたハードディスクがダメになった為、制作に必要な環境を再び整えるのに時間を要しました。
久しぶりにDOSプロンプトやら起動ディスクからのtestdiskで修復やらやってみましたが、結局PC起動直後の「Missing Operating System」は治らず、パーティション修復は断念してデータの復旧に専念。
色々と試行錯誤の上、Wondershareのデータリカバリーを使うことで、不完全ではあるものの、ディスク管理画面で「RAW」になってしまったハードディスクからかなりの量のデータを救い出すことができました(…が、当然設定やスクリプトは回収不能)。
ともあれ、予備で購入しておいた新PCにデータを移し、なんとか新環境を構築できたので、先週あたりからPC作業に復帰しました。
しばらくは古いPCや分散していた外部ハードディスクからのデータ整理に追われそうです(USB3.0未対応のHDからデータ吸い上げるの、とにかく時間がかかり過ぎ)。
AdobeCloudの認証を解除する前にクラッシュしてしまったので、その辺新しいPCで(3台目にあたるので)使えるかどうか心配だったのですが、インストール後に一度リセットしてから再認証すれば問題なく使えるそうで、その辺は助かりました。
ついでに、制作環境の見直しを図り、ここ3年間ほどノータッチだった最新のCG事情についても勉強してみるつもりです。
さて、所帯をもってからあともう少しで1年になりますが、嫁も母親と大変仲良くやってくれており、精神的な面でも充実した安定感を得た毎日を過ごさせて頂いております。
また、今年の4月からは地域社会貢献の為、保護司の仕事を引き受けることになりました。
今までの他の仕事と同様、責任をもってあたるよう努力していく所存です。
本業の方でも、父の時代にはできなかった試みをいくつか始めてみました。
代表役員として話し合いの席に座ることにも段々慣れてきましたが、まだまだ未熟な点が多く、日々役員の方々や皆様に教えられることばかりです。
しかし、過去からのことを「つなげていく」こと、現在を直視し「行動していく」こと、未来を見据えて「創っていく」こと、を重要テーマとして念頭に置き、また1年、自分なりに精一杯がんばって参ります。
皆様、本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
平成28年1月
デジタル書作家 山本 高(KOU)