1万8000人の登録クリエイターからお気に入りの作家を検索することができます。
2007/09/20
鹿児島は早植えの米が収穫間近。
田んぼと田んぼの間を通ると、
頭を垂れた稲穂が風にゆれ、
「おいでおいで」と誘っている。
田んぼの隅には、南九州ならではの石仏が。
昼下がり、たのかんさぁは金色の田んぼを見つめている。
神が住まうこの土地はとても美しいと思う。
ログインするとコメントを投稿できます。
2007/09/12
ミケランジェロ作で有名なシスティナ礼拝堂の壁画は、
ある時期ごとに修復されていた。
しかしそれは、退色した部分を新たに着色して行く
と言うものだった。
近年行われた修復作業では、十数年という年月をかけ、
少しずつ壁画を洗ってゆくという手法を用いたと聞く。
その結果、煤けていた壁画は、
汚れの下から鮮やかな色を示したのである。
壁画が製作された当時、これ程鮮やかな色であったのかは
現代人には分からない。
ただ、古くからあるものに対して、
常に新しい手法のみを用いることが最適であるとはいえない
と思う。
現に、壁画という歴史の積み重ねの基には、
鮮やかな色が隠されていたのだから。
世代交代をしても、本当に美しいものは色あせないのかも
知れないと思った。
ログインするとコメントを投稿できます。
2007/08/20
夕暮れ時、垂水港にて空を見上げると、
うろこ雲が朱と金に染まっていた。
まるで、剥がれかけた かさぶたか
治りかけの火傷のようだと思った。
ログインするとコメントを投稿できます。