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2010/12/29
今年もあと少し、みなさんにとってどのような1年でしたでしょうか?
私にとっては、変化・チャレンジの年となりました。
7月の国際文化交流展の開催、10月禅の師匠との出会い、仏像・木彫彫刻の取り組みを開始。
11月永平寺福山老師よりの法月縁鏡の法名を得て、ニューヨークにひとりアートセッションの旅に出ました。
それは、作務衣を着て尺八を吹き、アート交流をする旅でした。
この1年いろいろありましたが、不安と希望、落胆と歓喜、静寂と感動。様々な感情の中で、多くの気づきを得ることができました。
私にとって、変化は力を与えてくれるものです。
新しくことにあたる時、安定を求める人からは、大きな反対や抵抗に合います。
しかし、私にとって、生きるとは結果よりプロセスの中で何を感じ、何を吸収するかが大切。
自分の魂から湧きあがる情熱に素直に従い行動した結果、いつも大きな気づきという収穫を手にします。
そこで、今日は意識をテーマに、『泉水(いずみ)』という詩を作ってみました。
◎詩『泉水(いずみ)』
樹齢千年以上の木々が立ち並ぶ森に
こんこんと泉水(いずみ)が湧(わ)く
そこは
おいそれと近づくことができない
大いなる存在の領域
大地の喜びとともに湧きあがる泉水も
ひとたび
木を切られ土地を抉(えぐ)られれば
孤立し枯渇してしまうだろう
すべては繋がりの中
尊い意識の内にある
叫べ
神聖な領域を侵してはならぬと
湧きあがる泉水に蓋(ふた)してはならぬと
決して
命の泉水を枯らすことなかれ
By Kituregawa Unsai
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2010/12/10
ニューヨーク渡航前に滞在した山梨にある禅堂には、国内外のアートティストや禅に関心を抱く方がたくさんが訪れます。
国際文化交流に造詣の深い森山堂長のご厚意で、この度、僧堂に作品を飾っていただけることになりました。
まずは、国際展でも展示した和紙アート「渓流」や帯アート「琉球の風」他を持参。
早速、フランス在住の書道家の作品を挟むようにして、仮置きで飾って下さいました。
納品に伺った時には、ちょうどスェーデン人の若者が3泊4日の禅修行を終え帰るところでした。
彼は、秋田の大学で能の勉強のため、1年間日本に留学していたこともあるそうです。
日本の文化をこよなく愛しているようでした。 観阿弥、世阿弥etc…
日本文化と芸術、そして禅的精神哲学が、世界と日本の架け橋になっているのを感じました。
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2010/12/04
ニューヨークの旅では、失敗もたくさんあり、まさに珍道中。
しかし、その中で発見もたくさんありました。
2日目にアートスクールで出会った、尺八愛好家のアメリカ人は、偶然にも禅宗の人でした。ちょうど、ニューヨークにも禅センターがあるということで、教えられた施設のあるブルックリンに出かけました。
ブルックリンには、地下鉄に乗って向かいましたが、上りと下りを間違えて行ったり来たり、隣に座っていた女子学生らしい現地の女性に教えてもらって、ようやく目指す場所に到着しました。
その場所は、以前教会であった場所が今はお寺の禅センターになっているそうです。
確かにドアが十字架になっていました。
禅の開放日には、100人ぐらいくるそうで、確かに数住人が並んでいました。
その列に並んで、待っていると大きな青い袋を渡されました。すると、その中には食べ物がどっさり!!
なんと貧しい人向けの配給の列にならんでいたのでした。
禅をしに来たことを配っていた人に聞いてみた者の、わからないらしく・・・、中で座禅をするのは次回にとって置くことにしました。そして、頂いた食料は、缶詰を交換してくれないかと話かけてきた女性に丸ごと差し上げました。
それにしても、日本は豊かですが、お寺や教会などで配給するところは少ないように感じます。
日本全体で、慈善事業に取り組みやすいように寄付金の税金免除などもっと積極的に行えば良いのに思いました。
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