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2010/02/07
http://printersflowers.fengfeeldesign.org/?cid=33720
アドビイラストレータ10の形式にてアウトライン化された新・花形装飾活字『水草』のフルセットのai形式データをダウンロード販売いたします。
販売価格:10,000円(税込)
ご所望の方は、Eメールにて件名を「新・花形装飾活字『水草』購入希望」にしていただき、本文にお名前を書いてprinters_flowers@fengfeeldesign.orgまでお送りください。
また、お支払い方法については「銀行振込」のみになります。振込確認後のダウンロード先の認証とさせていただきます。なお、振込手数料はお客様のご負担になります。他の支払方法をご希望のお客様はご相談ください。
ご注文成立から1週間以内にお振込みください。 (ご都合により入金が遅れる場合はメールにて必ずお伝えください。)上記以外の理由でお伝えもなく1週間お振込みがなかった場合、確認のメールを送らせてもらい、お返事が滞った場合キャンセル扱いとなりますのでご了承ください。
※通信販売法の表記
■販売業社:fengfeeldesign
■販売責任者:阪口哲清
■所在地:〒545-0021 大阪府大阪市阿倍野区阪南町5-17-23
■電話番号:06-6623-8158(個人宅の為お問い合わせはメールにてお願いします)
■メールアドレス:printers_flowers@fengfeeldesign.org
■ホームページ:http://www.fengfeeldesign.org/
■商品の引渡し時期:銀行振込確認後になります。
■返品・交換について:こちらのミスによる破損や商品間違いなど以外では返品・交換はお受けできかねます。
■文章での配布について
指定されたルールでの文章投稿による配布を実施しております。
配布条件は「私のグラフィックデザイン」をテーマにした7000文字以上の文章をお書きいただき printers_flowers@fengfeeldesign.orgまで件名を「水草のデータ希望」にし、本文には「題名」「各種情報(活動名や URL等)」「本文」を書いてお送りください。楽しい文章をお待ちしております。また、お送りいただいた文章は当ブログにて公開いたしますので公開する事も同時に同意していただく事になります。
■テーマの意図について
現在、グラフィックデザインはかつてない程の広がりを見せています。
公共のものから私的なものまで、
ありとあらゆる職種と活動においてグラフィックデザインは重要視されています。
しかし、視点や立ち位置が変わる事で、
その意味や在り様が変わっているという事実も見逃してはいけません。
その中で、あなたの視点から、立ち位置から見えるグラフィックデザインとはいかなるものなのか、
あなたが直面しているグラフィックデザインを是非教えてください。
2009/11/15
作:MIWA KAZUKI 男のデジカメ(完動品) いろいろ条件ありますが、こういうのん欲しい人は連絡ください。
http://www.fengfeeldesign.org/
2009/11/06
文章を寄稿していただきました。
本当にこの方にこのデータを使って貰いたいと思いました。
そして何かの役に立つ事を願わずにはいられない、
なかなか想いの詰まった文章になってます。
今回のこの文章を読んで単純に嬉しくなりました。
同じ部分に可能性を感じていて、
それがまったく違う視点からのものだったんです。
今まさに花形装飾活字的な考え方が、
今の印刷、タイポグラフィもしくはグラフィックデザインには、
必要になっていて、
どこか繋がっていなかった疎外されていたものが、
一気に引き寄せられている時にあるのだなあと感じました。
是非、読んでみてください。
これからどうなっていくんだろう楽しみです。
http://printersflowers.fengfeeldesign.org/
http://printersflowers.fengfeeldesign.org/?cid=34120
http://www.fengfeeldesign.org/
2009/09/09
ええと、ここ半年ぐらいずっと接して来なかった漫画を描く準備をしています。
接して来なかったというか、
線画というものに対してのチャンネルを今まで持って来なかったという表現です。
多分今年中に一作は描きたいと思っているのだけど、
ただ、物語は描きたくないと思っています。
ストーリー漫画という分類を描きたくないのではなくって、
物語そのものを描きたくないという感じ。
物語を考えてしまわず、
その時の人がどう考えるかを描きたいと思っています。
もちろん世界観やモチーフといったものも無くしたい。
オチなんて絶対付けたくない。
漫画と漫画じゃない境界線を見てみたい。
漫画を作るという視点で見たときに、
コマという役割の奥深さと、
読み進めるという時間の概念の不可思議さを感じてしまいます。
同時に今までに無かった「絵を完成させていく」という感覚は、
絵画という観点では無かったように思います。
一旦、完成させたものが漫画を描いている内に変化していく、
むしろより完成していくというよりも、
変化していくと言った方が表現としては近いかもしません。
そして漫画の欠点としては、
何もないという事が描けないという事にも気づかされました。
常にシーンであるという事は常に時間が動いている。
コマを使うテクニックで無意識の空間は作り出す事は出来ますが、
描かなくては変化が訪れないというのは、
非常にやっかいだと感じました。
この点においては絵画との大きな違いであり、
漫画の場合の欠点なのかなと感じます。
ただし、映像と違って、
描き方1つで時間軸を止める事が出来る。
動かしたり止めたりゆっくりしたり。
それはコマの多さやサイズだけでなく、
効果や絵の在り方の視覚にある全てでそれが行えるという事です。
そしてコマという制限で次へ移る。
あ、ページというのも大きな要素ですね
絵画はその点で言うと不利かもしれません。
1つ苦労したのは、
線画という存在です。
今もまだ準備中の状態なんですが、
線で捉えるという行為は物体で捉えるよりも難しいように感じました。
単に不慣れなだけかもしれませんが、
形を捉える外周を1本の線で描く事は非常に慎重にならんといかんのです。
何を描くかでその比率も変わってくるし、
何よりも正しくなくても正しい場合があるという事は大きなショッキングでした。
線を描くという事は線の量がポイントになるんですが、
重要な事は少なくてもいいし多くてもいいという事です。
線を少なくて済むという事は単純を産み、
線を多くするという事は複雑を産みます。
漫画としてあるならば、
その両方を巧みに使い分け表現しなくてはならない、
同じトーンでは、まあそれも1つの作風と言ってしまえばいいのだけど、
なんともつまらないものになってしまうのは明確のようです。
1つだけ制限として課したいのは、
着色は一切しないという事、
線とベタだけで描ききるという事です。
そういう漫画を描きたいです。
よしお君は何故団扇だったのか。
意味なんてありません。
ああ、まあしいて書くなら団扇って誰かに扇いで貰ったほうがいいに決まってるし、
それを扇いでくれるんなら誰がいいかなんて、
よしお君にしかわからない訳です。
最初から隣に住んでるおねえさんに扇いで貰おうと思っていたんかな。
もしかしたら、
愛ちゃんは団扇を持っていたけれど、
よしお君を扇ぐ事は無かったかもしれない。
もしかしたら、最後のところで「となりのおねえさん」に会えていなかったかもしれない。
そういう事を考え始めたらきりがないですが、そういう事なんです。
それが面白いかどうかよりも、
何が起こったかという事なんだと思います。
その時に、よしお君はきっと小学生くらいだから、
あんましなんも考えてなかったんだろうと思いますし、
そのサジ加減が作者にあるなんて、
そんなに重要ではないようにも思います。
最初に、さとうさんに扇いで貰っとくのが一番いい選択肢だったかも。
そういう漫画を描きたいし、
劇的な展開やバックグラウンドは何もいらないような気がします。
2009/08/19
本日、「IMAGEST V.S. 精光堂文房具店」をリリースしました。
企画内容としては「IMAGESTな名刺」という事で、
IMAGESTで使用しております花形装飾活字をあしらった名刺の販売となっています。
今回、3人のクリエイターの方に協力していただき、
花形装飾活字の版組作りました。
今後、順次クリエイターの方に声をかけていって商品の種類を増やしていく予定です。
http://www.seiko-do.net/online_shop/name_card/
2009/07/14
IMAGEST
http://www.miwakazuki.jp/imagest/
ボクは日本というせまい領域だけでしか物事が見れない人です。
グローバルなんて言葉は縁も所縁ないような人です。
飛行機さえ乗った事がない。
日本には一体どれくらいの人がいるんだろう。
一億人くらい?ああ、1億2千万人か。
実感が沸かない…。
ていうか1億って一体…。
それくらいお金あったらいいよね。
一億人の人が1人ずつボクに1円ずつくれたら一億円になるよね。
ああ、そうか前の定額給付金もそういうしくみか…。
よくもまあ1億人に配ろうと思ったよね。
どっかのテキストで見たけれど、
1人の人に集中してあげたらアカンかったんかなあ。
それか10000人くらいに集約するとか、
運が良ければ全国民に中から抽選で10000人に10まんえん、
え、ちゃうか、
たしか定額給付金に対しての割り当てが2兆円(75兆円中…)とか言うてたから、
それで計算したら、
あ、1人20億!いやあ、そっちの方が楽しいやろ、
むしろ100000人でもありやんな。
2億円やもんなあ。
まあそれはさておき。
だいたいからして1億人でさえ数字という概念では可能ですが、
実際のところ実感が沸かない。
ていうか生きている間にそんなにたくさんの人に会えるはずが無い。
ていうか100万人でも難しいし、
10万人という規模の人だかりでさえ想像するのが難しい。
100人とかやったらいけそうやなあ。
どうせ抱く女性の数なんて1000人切りとかなったら凄い絶対ありえへんし、
そんなに腰持つんかさえも怪しいもんである。
果たして10人でさえ怪しいもんである。
1人で終わる人も居れば、
一生抱けないで終わる人もいるんでしょうきっと。
1人の人と1万回するとしたら、
最短でも30年間毎日するっちゅう事で、
出すって事を前提にした場合なんて、
これまた大変なもんである。
コンドームの代金もバカにならないし、
さすがにずっと中に出したら子供も出来るやろうし。
外に出したとしても、
体力的に絶対つらいもんがあると思う。
ていうかその前にそんなペースでしたら飽きるし、
どんどん工夫してけばいいけど、
その内にどうせ別れるのが関の山である。
けれどどうせなら100人くらいのいろんな世代の人を抱く事が出来れば、
それはそれで1人100回くらいは出来ちゃうんだろうなあとも考えられなくもない。
いいなあこの例えは。
なんの話やねんてなもんですが、
段々近付いていきます。
いやあ、人生、一度はそういう風にモテたいもんですね。
2009/07/12
エンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
http://www.fengfeeldesign.org/をご覧ください。
お待ちしております。
配置については悩ましいところのような気がします。
これって花形装飾活字に限らず、
とくにグラフィックデザインの分野の方は同じ印象を持っているんじゃないでしょうか。
結局デザインとなると誰かと一緒に作業することが前提になる訳で、
その中で個性なんて話になったらややこしくて仕方ない。
大体からしてデザインというスタイルで個性とか言ってる時点で無しなのかも。
と言いつつやっぱり個性というか、
せっかく作業するんですから、
自分の意図というか反映というか趣向が其処にある事もまた、
それが腕の見せ所なんだろうけど、
元がさ、元だから変わらないよね。
そうなんですよ変わらない。
どんなに個性とか言っても元が変わらないと変わらない。
じゃ、オレたちゃなんなのよって思う訳ですよ。
最近の会話の中で、
スッゴイ技術持ってる人がいて、
めっちゃ追求してるんだけどどうも成果として上がってこない。
これって一体なんなのでしょうね。
まるで花形装飾活字みたいなもんだよね。
主流となってスゲーって言われてる技術よりも凄い事してんのに、
それに誰も気付かない。
というかその価値を分かるだけの知識が無い方が多いのが残念です。
時としてどっちのせいかなんて、
わかりゃあしないけれど、
確実に言える事は両方とも下がっていて、
高いところにいる人が何故か損してる。
その現状があるのだけは言えるし、
結局メシ食っていく為に、
低いところに合わせなきゃやっていけない現実もまた、
何回もよく似た事書いていますが、
多分この花形装飾活字も似たような境遇だと思う。
技術の置き去り。
既に生まれた時点では、
何もわかっちゃいないやつらが勝手にスタンダート作って、
私物化して肥しにしちゃってますが、
それがあまりにも醜くひどい有様で範囲も相当なもので、
明らかに洗脳されまくってますが、
その箍はそろそろ切れてもいい頃だと思います。
今の30代、40代以降は完全に終わってて、
あ、全部じゃないですよ、
それと非難じゃないです。
単に全体的にそう見えるという事だけど、
ボクの世代もギリギリそういうやつらの塊で、
逆に今の20代前半辺りが凄くいい感じなんだけど、
まだダメだと思う。
まだまだ圧倒的に合わせないといけない現状にある。
スゲーやつが本当にスゲー事になんないと、
この花形装飾活字みたいな惨劇になりかねないもの。
1人でも数多くの方がこの視点に気付く事を願っています。
途中で話が変わってしまいましたが、
書こうとしていた事は似たりよったりなんで許しておいてください。
スゲーやつにとって低いところに合わす苦痛は相当なものです。
それだけは本当に分かってほしい。
その上で自分が技術者かどうかを判断した方が正解とは言わないけれど、
間違っちゃいないと思う。
グラフィックデザイナーなんて自分で名乗っている人達は、
それを本当に良く分かったほうがいいぜ。
花形装飾活字の1つも扱えないのならね。
そういうものだと言い切るバカも含めてね。
2009/07/10
エンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
http://www.fengfeeldesign.org/をご覧ください。
お待ちしております。
という事で、
一巡してエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字を。
やっぱこいつスゲーなあって思った。
君いいよホントにもう溜息まじっちゃうよマジで。
久し振りに使ったら思わずずっと使いそうになって、
この文章書く時間を無くすとこでした。
はっきりいってこれってまだまだ理解しうるには、
使い続けて観察するしかないんだけど、
なんだか、
IMAGESTのやつにしかり、
今、別で設計してるやつにしかり、
そういうのが合わさって自分の中でかなり、
いつの間にか花形装飾活字への理解が深まっていたらしいです。
その中でエンスヘデのやつを使ったら、
思いの他新しい感じで使えたので、
その報告も併せまして、
いろいろ絡ませながら、
次からそういう展開になります。
にしても面白いよねこれ。
この造形美ってやっぱり女性的なところにあって、
なんというか髪の毛とか、
化粧に近いように思いました。
曲線の在り方とかは、
女性の輪郭や柔らかさの官能的な部分に似ていて、
逆に直線的な部分を構築する事で、
その不安定なドキドキをカバーしてる訳なのですね。
だから新たなに気付いた部分としては、
表裏一体、ある意味でフタナリ…は例えが悪いので置いといて、
1つの版でもその完成に安定感が備わってる訳です。
逆を言えば不安定要素をワザと作って、
複数を使わせるやつも花形装飾活字には存在している訳ですが、
それにはかなりの数の版が必要になる訳ですから、
活版印刷という視点で考えれば、
あんまし実用的ではないように思います。
という事は、
これは調べてみると面白いんですが、
初期のアラベスクに近い花形装飾活字は、
ワザとではない不安定要素ばりばりの版で、
複数のものを組む事が前提にしているのに関わらず、
時代が過ぎていくにつれて、
その完成度があがり、
版そのものへの追求へと至った結果、
このエンスヘデのやつになったんやと思いまする。
これより時代が過ぎるとなかなか低迷で、
実験的な革新的なものになっていくのですが、
あんましよろしくない、
どっちかというと使えない。
もうパターンデザインでいいじゃん的な勢いになってきます。
コンピュータが導入されて一気にそれは加速されたようにも思います。
日本のやつにしろ低迷期のやつを輸入したにすぎないからなあ。
こればっかしは好みなのでなんとも言えないんですが、
やっぱりエンスヘデのやつが素晴らしすぎるでしょうよと、
これ以上のもんがあるんなら拝んでみたいよマジで、
完成形なので、
ある意味これ以上のもんは作れないに等しいですが、
考え方を変えると違う方向でいいものは作れると思うんですよね。
その結果がの1つがイメジストのやつやった訳で、
まあ、でもあれはテイストは花形装飾活字というところに置きながらなので、
ちょっと小細工をした程度なんで、
そのような出来なんですが、
だって、そんな小細工だけでもいろいろ試せるという事は、
絶対に現在の実用でも可能な気がするんですよね。
ただ重要なのはその懐具合をどこにするかというのも、
考えなあかんのですが、
そういうのを繰り返すことで、
新しい花形装飾活字の可能性というのもまた発生するものだとも感じています。
2009/07/04
エンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
http://www.fengfeeldesign.org/をご覧ください。
お待ちしております。
連結部分について。
イメジスト(http://www.miwakazuki.jp/imagest/)の花形装飾活字では、
連結部は極々少ない数で構成出来るようになっています。
というより基本が連結による花形装飾活字なので、
連結部分もクソもないような感じですが、
あえて言うなら、
種類は多くない方がより自然に見えるようになっています。
これはエンスヘデのやつを使っていて気付いた事なんですが、
どうしても、版を構築する際、
その完成度の高さゆえに、
どの版を使えば良いのか迷って、
結局、たくさん選んで変になる、
もしくはチョイスのミスでバランスが取れない等、
一応のパターンは設定されていましたが、
度々そのような状況に見舞われました。
まあ単純にもっと、
その花形装飾活字の理解を深めれば良かったし、
だからこそ魅力を感じているのですが、
感覚的な部分としては、
不便のようなものを感じていました。
もっと直感で組むという楽しみは味わえないのかとか、
もっともっと理屈じゃなくて直感で組めたら面白いと思いました。
単純だけど個性が出て直感で組む事が出来るようなもの。
中でも連結部、
というか隣に並べた時の版の選定の自由度の底上げは、
良い結果が出たと思います。
要するに適当に選べばそれなりに形になるといったノリです。
けれどそれは使う人の技能に委ねられるといった寸法。
版のイメージが先行するのではなくって、
あくまで組む側の意図が優先される程度のイメージ。
それを連結の単純化という側面で実現したと言い切っておきます。
版同士の相性という視点でも役割の在り方を明確化しない事でも、
試している部分があります。
単に役割を緩めたとか無くしたではなくって、
あくまで明確化しない事にこだわっています。
無くしてもいないし緩めてもいません。
じゃあなんなのってとこですが、
それは最初書いた、
極々少ない数で構成出来るようにした訳です。
複雑怪奇で綿密に組まれた版構成は、
時には神がかった素晴らしい美を産みますが、
あくまで役割やポジションを明確にする事で可能にしているんです。
逆に要素が多すぎる傾向に傾いてしまうような気がします。
それを否定する事はありませんが、
今回の意図としては、
いかにその部分をスマートにまとめ上げるかという点に関して、
明確化しない曖昧な部分で、
使用者がある程度定義しなおせるようなものという事になるかと思います。
2009/07/02
エンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
http://www.fengfeeldesign.org/をご覧ください。
お待ちしております。
そして、
オブジェクトという概念。
モチーフがシルバーアクセサリーであったという事も、
このイメジスト(http://www.miwakazuki.jp/imagest/)の花形装飾活字に特徴を与えました。
前回書いた特徴を備えつつ、
オブジェクトとして線ではなく形としての存在です。
ここでも悩まされました。
形を作る事で具体的なイメージが発生し、
花形装飾活字としての役目とはどこか遠くへ行ってしまうような気がします。
そうじゃない形とは何なのかが、
今回得る事が出来た大きな技術の1つだと言えます。
飾るべく情報を邪魔しない形、
なおかつ花形装飾活字としての美しさを兼ね備えた形。
どうしろっちゅうねん!と、
とりあえずツッコミながらやりました。
今回のシルバーアクセサリーの形が抽象的な表現だったのも救いでした。
具象と抽象とはまったく別のように感覚としてはありますが、
今までのドローイングの作業の中で、
その関連性に気付いていたのも救われました。
抽象表現とは、
なんだかんだいって知覚によって形作られます。
どんなに天から降ってきたなんて事を言っていても、
知覚や経験、五感に至る全ての感覚の記憶によって表されるのは明確です。
具象表現もまったくなんら抽象表現と変わりありません。
知覚や経験、五感に至る全ての感覚の記憶によってそれは表現されます。
花形装飾活字がグラフィックデザインそのものだと書いている理由もここにあります。
つまり、それら中間を搾取することこそが、
花形装飾活字としての装飾論であり、
廻りの状況、
今回はイメジストのシルバーアクセサリーのブランドを構築する1つの要素でした。
そういう廻りの状況を見極めるのも、
抽象表現と具象表現の搾取の判断材料であると言えます。
ん、ちょっとわからない文章になりましたが、
「花形装飾活字」的なものを構築するという意識では、
決して優秀な花形装飾活字とは言えません、
要素や背景を考慮に入れつつなのは前回までに書いてきましたが、
今回の場合も同じで、
イメジストのシルバーアクセサリーが背景だからこそ生まれた形であり、
それがオブジェクトにならなくては意味がないのと同時に、
実際の在り方として、
あくまで中心となる情報、シルバーアクセサリーを伝える一つの要素として、
イメージを構築するものでもあるという事です。
過去の花形装飾活字のイメージが、
知らずにその時代背景や要素を表してるのと同じで、
それを組む事でイメジストのシルバーアクセサリーが自然に連想され、
なおかつメインに置くべき情報よりも、
イメージが強くならない形を搾取しなければならんちゅう事です。
イメージが先行するようなら花形装飾活字なんて形態を取るのではなく、
装飾とした方が優秀です。
過去に花形装飾活字が衰退したのもイメージが先行したせいなのは、
別の話になるのは置いといて、
次回へ続く。