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2017/07/19
7月17日、海の日、石狩浜あそびーちで開催されたISHIKARI SAND FESTIVALで砂絵のワークショップをしてきました。
私にとって初めてのワークショップ講師でしたが、予想よりたくさんの方に楽しんでいただけたようでよかったです。
やっぱり一人で黙々とやる実演とは違って、相手のいることですから色々至らないことも多く、課題を見つけられたかなという感じです。
というわけでレポートです。
私は茨城生まれ茨城育ちの多道県雑種の茨城在住なので茨城空港からいざ出発。
バビューン!
北海道はあいにくの雨でした。
小樽なんかは記録的短時間豪雨で冠水してるくらいでしたからね。
「順延になったら札幌観光でもしようかな~」
とか呑気なこと考えてたらメールが…!
決行します!
まじか!!
という訳で、in THE ビーチ!
テントの下で砂絵準備!
実は野外での砂絵も初体験です。
当然ですけどね。
同じワークショップの講師で来ていた方と「まさかやるとはね~」なんて話もしながら、
どうか見守っていてね、てるてるさん!!
持ってきた砂は案の定少しもれてましたけど、一色だけなんでそのまま使えました。
とりあえず砂絵のやり方を作ったので下に敷く用として貼ってみて、砂をスタンバイ。
この日のために5kgの砂を通販しましてね、ありがとう宅配業者の方。
純色とダークトーン、ペールトーン、グレイッシュトーンあたりでバリエーションを揃えました。
私の着色した砂で砂絵が出来るのはこういうワークショップだけなんですよ!(←何かのアピール)
一人暮らしの女の部屋にビニールシート敷いて砂山作って乾燥する光景は何とも言えませんでした。
なんとも言えませんでした。
ところで、砂絵やるとき結構スペースが必要です。
色砂を置いとくのに、絵具と違ってパレットに収まりませんからどうしても幅が必要なんです。
こんな感じに。
なかなか様になってる。
様になってる!!
砂絵はカッターを使うのですが、できないときは保護者の方に切ってもらいます。
親子で共同制作になってる感じしてなんかよいですね。
また、初めてのカッター体験にもなれました。
直線だけお子さんが切ってあとは親御さんとか。
仲が良くて素敵ですね。
何色にする?とか話し合いながら砂を選んでました。
風景の絵を選んだ小学生の女の子がいたのですが、とても素晴らしい色彩感覚で、バランスがよく、癖になる色合いの美しい夕夜の海辺に仕上がっていました。エキゾチックかつ幻想的。私も見習わなければと思いました。
大人の方も参加していただきまして、楽しいと言っていただき感無量でした。
実は大人のほうが白熱してたりして、無言で完成度の高い作品を仕上げたり、私が用意した絵にアレンジを加えたりと、「作る」ということに精通している方なのでは?と推測します。
また、オリジナルで作ってくださる方もいました。
どんな風になるのかわくわくしながら、こうしたいんだよな~というのを聞いてこっちの色はどうですか?とか、普段一人で黙々と創作してるとできない、「話し合って作品を作る」という体験ができました。
クジラの絵を作った方は私の用意した見本を完コピしていかれました。
すごい集中力、そして観察力。
細かいところをよくみて、この色とこの色混ざってるという分析力!
驚嘆でした。
シロクマの絵は色数が少ないからか、その方の好みというか性格があらわれるようでした。
こういうの本当に面白いです。
少し時間の見積もりがあまく、タイムオーバー気味だったのが大きな反省点です。
次があったらそういうところを改善したいです。
最後は追い立てられるように片付けてそそくさと帰っていきましたとさ。
雨と強風で風よけ(先方で用意してくださった砂絵紹介のボード)を支えながらというとんでもないコンディションでの砂絵ワークショップでしたが、楽しく充実した時間を過ごせました。
ありがとうございました。
また機会があったら砂絵やりましょう!