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文学・文芸 > 詩
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Comment「小さい器」
李白、曰く、
天若不愛酒
酒星不在天
地若不愛酒
地應無酒泉
中略
三盃通大道
一斗合自然…
然し、一杯機嫌は邯鄲の夢
清福八分に擱いて幸いとなす
一杯一杯復一杯…
どんなに大きな器も、注ぎすぎてしまえば
小さな器に過ぎません
李白の「月下の独酌」、「山中にて幽人と対酌す」より
解説:
天若不愛酒(天がもし酒を愛さないなら酒星という星がこの世にあるはずがない)
酒星不在天
地若不愛酒(地がもし酒を愛さないなら地上に酒泉という地名があるはずがない)
地應無酒泉
三盃通大道(酒を三杯飲めば道教の教えに通じ)
一斗合自然…(1斗飲めば自然の理と合する)
一杯一杯復一杯…(山中にて幽人と対酌す。より)
published : 2019/10/28