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2012/02/28
先週末、東京はアートフェアやその関連イベントが目白押し。
後学の為に、どれか見ておくべきだろうかと、既に行った人の感想をネットで拾っていた所、面白いという人と、退屈だという人とに意見は真っ二つだった。
Facebookで知り合った、或るアメリカ人ギャラリストに至っては"It was dead."だという。
行くべきか迷っているんだと伝えると、「時間を無駄にするだけだ」と返された。
国内のアートフェアで見かける日本人作家の作品は、技巧的にも素晴しく、そして繊細でおしゃれだ。
が、この違和感は何だろう。
熱量が圧倒的に不足している気がする。
先のアメリカ人ギャラリストをして「みな同じ様なcrap」と云わせしめたのも、その辺りに起因するかも知れない。
当たり前の事だが、最も大切な事は技術でもイズムでもなく、人の心を揺さぶれるだけの魂が込められているか否かだ。
サバイバルに必死になるあまり、マーケットに迎合しようとするあまり、いつのまにか本懐を忘れてしまっていないだろうか。