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processor from cosmotech (blog.livedoor.jp/cosmotech_no1...
クレーンレトラという紙が2011年の12月に竹尾から発売されました。この紙、コットン100パーセントなんです!ロベールでたしか65パーセントだったっけ。最初、これスゲー!という事で先だって、紙だけ、一番分厚いのを発注し、手元にまず置いてみました。印象は、まんま「生地」だなと思いました。なんというか、紙というか「生地」。しかも、凄く清潔に保たれたイメージ。少しでも汚れてしまうと魅力が無くなってしまう、そういう印象でした。問屋さんに聞けば、そもそも、個人輸入で仕入れてる人もいるよってな事で、竹尾世代の自分としては、おお、そうなのかという具合で、ただひたすらに、コットン100がカッコよくて、めずらしい感じがしました。ただ、これ、色々と調べていく内に分かったんですが、活版用に最適化された紙なのだそうで、重要な書類、小切手やパスポートに使用される、超高級紙だったのです。たしかに、買った時、オフホワイトとスノーホワイト、全紙1枚ずつ買いましたが、べらぼうに高い値段でした…。そこで、今回、「PRINTERS'FLOWERS from エンスヘデ活字鋳造所」を使用した、エンボス&デボスを行いました。グラフィックデザインを施すというよりも、より、クレーンレトラというコットン100の紙を「紙」として見せる事が出来るのかに着目し、設計をしました。なんというか、この紙は、まず、存在が完成しているんです。それが既に完成されているもんだから、付け入る隙が無いのです。「目的」があって初めて完成を見るものでもあるし、今回のように、素材を目的とした加工においては、非常に難しいものを感じました。クレーンレトラにこのような加工をするに至っては「PRINTERS'FLOWERS from エンスヘデ活字鋳造所」は線が非常に細いので、平和紙から出てるディープマットのような固いしっかりとした紙のように、くっきり出ないであろうと予想していました。正直、予想なんて出来ず、これはもう加工する職人さんの腕の善し悪しで決まってくるんだろうなとモヤモヤしつつだったんですが、結果、なんとも、紙、というよりも、それこそ「生地」のような柔らかくも、ホント、これが驚いたんですが、こんなに、しなやかで優しい手触りなのに、くっきりと細い線が出ていたのです。しかも、柔らかく出ていたんですね。なんというか、フワっと押した感じです。どちらがいいという話ではないですが、ディープマットとは、まったく違う方向なんだなと感じました。むしろ、紙という感覚さえも無くしてしまうような気さえしてしまいました。これホント、紙と同じ気分で使ってたら火傷するかと思います。これはこれって感じ。技術的な概念が少し考え方が違うと見た方がいいかもです。下手したら紙負けしちゃうので、逆らっちゃあ、マジ危険で恐い。んですが、その反面、全てを委ねる事が出来るぐらいにスッゲー安心感がある。なんかこう、支持体が違う感じです。何度も繰り返し塗ると紙だとふやけてしまいますが、麻や綿だと、何度も塗り直す事が出来る。そんな支持体への安心感に似たものがあります。扱ってみて、とんでもない紙が販売しちゃったなという感じがします。これを使いこなせる人は果たしているのか!?なんというか使いこなしている所を見てみたいです。僕も今回、頑張ってみましたが、果たしてどうなのか!?少し逃げ腰でしたが、紙そのものの魅力は引き出せたような気がします。是非!仕事で、目的のある印刷で使ってみたいなあ。
さて、今回のこのポストカードですが、当ブログで配布中の花形装飾活字データの文章寄稿でのシェアと併せまして、こちらの作品もデータとともにお礼としてお渡しいたします。
■ポストカード入手方法
当ブログで配布中の花形装飾活字データのシェアにおける文章寄稿していただいた方への配布とさせていただきます。
<対象データ>
「PRINTERS'FLOWERS from エンスヘデ活字鋳造所」
「新・花形装飾活字『水草』」
「PRINTERS'FLOWERS "fuji"」
「PRINTERS'FLOWERS OLDTYPE 001」
「PRINTERS'FLOWERS from IMAGEST」
今回、加工していただいたコスモテックさんのブログでも作品を紹介をしてくださっております。
→こちら(準備中)
クレーンレトラによるデボス&エンボスfeat花形装飾活字
by サカグチテツキヨ
design fengfeeldesign
processor from cosmotech (blog.livedoor.jp/cosmotech_no1...
クレーンレトラという紙が2011年の12月に竹尾から発売されました。この紙、コットン100パーセントなんです!ロベールでたしか65パーセントだったっけ。最初、これスゲー!という事で先だって、紙だけ、一番分厚いのを発注し、手元にまず置いてみました。印象は、まんま「生地」だなと思いました。なんというか、紙というか「生地」。しかも、凄く清潔に保たれたイメージ。少しでも汚れてしまうと魅力が無くなってしまう、そういう印象でした。問屋さんに聞けば、そもそも、個人輸入で仕入れてる人もいるよってな事で、竹尾世代の自分としては、おお、そうなのかという具合で、ただひたすらに、コットン100がカッコよくて、めずらしい感じがしました。ただ、これ、色々と調べていく内に分かったんですが、活版用に最適化された紙なのだそうで、重要な書類、小切手やパスポートに使用される、超高級紙だったのです。たしかに、買った時、オフホワイトとスノーホワイト、全紙1枚ずつ買いましたが、べらぼうに高い値段でした…。そこで、今回、「PRINTERS'FLOWERS from エンスヘデ活字鋳造所」を使用した、エンボス&デボスを行いました。グラフィックデザインを施すというよりも、より、クレーンレトラというコットン100の紙を「紙」として見せる事が出来るのかに着目し、設計をしました。なんというか、この紙は、まず、存在が完成しているんです。それが既に完成されているもんだから、付け入る隙が無いのです。「目的」があって初めて完成を見るものでもあるし、今回のように、素材を目的とした加工においては、非常に難しいものを感じました。クレーンレトラにこのような加工をするに至っては「PRINTERS'FLOWERS from エンスヘデ活字鋳造所」は線が非常に細いので、平和紙から出てるディープマットのような固いしっかりとした紙のように、くっきり出ないであろうと予想していました。正直、予想なんて出来ず、これはもう加工する職人さんの腕の善し悪しで決まってくるんだろうなとモヤモヤしつつだったんですが、結果、なんとも、紙、というよりも、それこそ「生地」のような柔らかくも、ホント、これが驚いたんですが、こんなに、しなやかで優しい手触りなのに、くっきりと細い線が出ていたのです。しかも、柔らかく出ていたんですね。なんというか、フワっと押した感じです。どちらがいいという話ではないですが、ディープマットとは、まったく違う方向なんだなと感じました。むしろ、紙という感覚さえも無くしてしまうような気さえしてしまいました。これホント、紙と同じ気分で使ってたら火傷するかと思います。これはこれって感じ。技術的な概念が少し考え方が違うと見た方がいいかもです。下手したら紙負けしちゃうので、逆らっちゃあ、マジ危険で恐い。んですが、その反面、全てを委ねる事が出来るぐらいにスッゲー安心感がある。なんかこう、支持体が違う感じです。何度も繰り返し塗ると紙だとふやけてしまいますが、麻や綿だと、何度も塗り直す事が出来る。そんな支持体への安心感に似たものがあります。扱ってみて、とんでもない紙が販売しちゃったなという感じがします。これを使いこなせる人は果たしているのか!?なんというか使いこなしている所を見てみたいです。僕も今回、頑張ってみましたが、果たしてどうなのか!?少し逃げ腰でしたが、紙そのものの魅力は引き出せたような気がします。是非!仕事で、目的のある印刷で使ってみたいなあ。
さて、今回のこのポストカードですが、当ブログで配布中の花形装飾活字データの文章寄稿でのシェアと併せまして、こちらの作品もデータとともにお礼としてお渡しいたします。
■ポストカード入手方法
当ブログで配布中の花形装飾活字データのシェアにおける文章寄稿していただいた方への配布とさせていただきます。
<対象データ>
「PRINTERS'FLOWERS from エンスヘデ活字鋳造所」
「新・花形装飾活字『水草』」
「PRINTERS'FLOWERS "fuji"」
「PRINTERS'FLOWERS OLDTYPE 001」
「PRINTERS'FLOWERS from IMAGEST」
今回、加工していただいたコスモテックさんのブログでも作品を紹介をしてくださっております。
→こちら(準備中)
published : 2011/12/28