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イラストレーション > イラスト
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Comment(英題「It’s a world of a sea or a pus.」)
公募展 「第10回記念 全国美術公募作品展 ベラドンナ・アート」 出展作品
キャンバス,アクリル,紙,シール
F20
2013 December
私の絵に登場する女の子が被るさかなの帽子は、道化の象徴として描いています。所謂ペルソナ的なもので、そうすることで不条理の中で生きようとする少女を描いています。
周りの謎の生き物は、その少女の中に存在する闇の象徴です。しかし完全な悪としての闇じゃないから、これも少し滑稽でどこか憎めない姿をしています。そんなどろどろした(でも自分の一部である)者たちと手を繋いで、それで彼女の世界が出来ています。
手を繋いだ輪の中にはどろどろした暗さを孕んだ空間があるけれど、帽子をかぶる(道化になる)ことで、彼女は周り(他人)に対しては疑似的な明る色を振り まくようにしています。それが全て偽りの色というわけではないけれど、かといってその明るさが全て彼女を物語っている色ではないわけで。
だから緞帳のようなカーテンがあって、さながらステージで演じるように生きている姿をしています。
この絵のタイトルの「うみににている」は、全てを抱擁する海の意味でもあり、どろどろとした膿でもあります。
(英題「It’s a world of a sea or a pus.」)
公募展 「第10回記念 全国美術公募作品展 ベラドンナ・アート」 出展作品
キャンバス,アクリル,紙,シール
F20
2013 December
私の絵に登場する女の子が被るさかなの帽子は、道化の象徴として描いています。所謂ペルソナ的なもので、そうすることで不条理の中で生きようとする少女を描いています。
周りの謎の生き物は、その少女の中に存在する闇の象徴です。しかし完全な悪としての闇じゃないから、これも少し滑稽でどこか憎めない姿をしています。そんなどろどろした(でも自分の一部である)者たちと手を繋いで、それで彼女の世界が出来ています。
手を繋いだ輪の中にはどろどろした暗さを孕んだ空間があるけれど、帽子をかぶる(道化になる)ことで、彼女は周り(他人)に対しては疑似的な明る色を振り まくようにしています。それが全て偽りの色というわけではないけれど、かといってその明るさが全て彼女を物語っている色ではないわけで。
だから緞帳のようなカーテンがあって、さながらステージで演じるように生きている姿をしています。
この絵のタイトルの「うみににている」は、全てを抱擁する海の意味でもあり、どろどろとした膿でもあります。
published : 2014/04/23