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Comment舞台設定 ーーーーーーーーー
ファンタジーエリア「34」 白鳥とお花のボート
自称(?)姉の羽根のはえたマッチョが「美香―!危ないぞー!」と叫びながら、たまき君と私のボートに突っ込んできたのはさっき。
ザッブーン!
アヒルから放り出され、目の前でたまき君がブクブク沈んでいく。
でも・・水、太ももまでぐらいしかないんだけど。
アヒルのボートの湖は意外と浅かった。
「たまき君、足立つよ」
ブクブ・・・。
「なんだ・・」
照れくさそうに起き上がった
と、思ったら私を見て真っ赤になる。
「?」(あーあ、奮発して買ったおしゃれな服が台無し・・。たまき君もびしょ濡れだしどうやって帰ろう)
ぼんやり考えてスカートを絞っていたら。
「美香ー!」
ボートをひっくり返した元凶がザバザバ水を切って走ってくる。
「そんな奴と二人きりは危ないぞ!」
「危ない!」
たまき君に抱きしめられ、押される。
突っ込んできたカエルは、ひっくり返ったアヒルに激突しプカーンと浮かぶ。
「お前のほうが危ない・・」
つぶやくたまき君に「まったくだね」と言いかけて、
ドキッ。
まだ抱きしめられてる・・。
たまき君も「あ」っと私を見てなのに、抱きしめる手はほどけなくて。
(やっぱり、危ないかもしれない・・)
心臓の音がドキドキ重なる夏の終わり。
浮かぶ自称姉カエルに思うのだった。
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舞台設定 ーーーーーーーーー
ファンタジーエリア「34」 白鳥とお花のボート
自称(?)姉の羽根のはえたマッチョが「美香―!危ないぞー!」と叫びながら、たまき君と私のボートに突っ込んできたのはさっき。
ザッブーン!
アヒルから放り出され、目の前でたまき君がブクブク沈んでいく。
でも・・水、太ももまでぐらいしかないんだけど。
アヒルのボートの湖は意外と浅かった。
「たまき君、足立つよ」
ブクブ・・・。
「なんだ・・」
照れくさそうに起き上がった
と、思ったら私を見て真っ赤になる。
「?」(あーあ、奮発して買ったおしゃれな服が台無し・・。たまき君もびしょ濡れだしどうやって帰ろう)
ぼんやり考えてスカートを絞っていたら。
「美香ー!」
ボートをひっくり返した元凶がザバザバ水を切って走ってくる。
「そんな奴と二人きりは危ないぞ!」
「危ない!」
たまき君に抱きしめられ、押される。
突っ込んできたカエルは、ひっくり返ったアヒルに激突しプカーンと浮かぶ。
「お前のほうが危ない・・」
つぶやくたまき君に「まったくだね」と言いかけて、
ドキッ。
まだ抱きしめられてる・・。
たまき君も「あ」っと私を見てなのに、抱きしめる手はほどけなくて。
(やっぱり、危ないかもしれない・・)
心臓の音がドキドキ重なる夏の終わり。
浮かぶ自称姉カエルに思うのだった。
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published : 2018/05/16